
環境保護
環境保護
環境理念・環境方針
環境基本理念
きれいな地球環境を後世に残すことは、今生きているわれわれの使命です。パナックは企業として、企業人として、自然の恩恵に感謝の気持ちを持ちつつ地球環境の維持・改善のため、誠意を尽くして自主的な努力を傾注します。
環境方針
- 事業活動を通じて、資源の有効活用、廃棄物および環境負荷物質削減を行い、環境保全の向上に努めます。
- 生産活動での定常・非定常作業、さらには緊急時においても環境汚染の未然防止を図り継続的な改善に取り組みます。
- 環境関連法規、地域社会との協定、顧客要求およびその他の要求事項を遵守し、環境の保全を実施します。
- 定期的に環境目的及び目標を見直すと共に、継続的改善活動を通じて最新の環境管理システムを維持します。
- 環境方針は、文書化し関係従業員に周知徹底します。
カーボンニュートラル
環境保護活動の一環としてカーボンニュートラルを推進
地球温暖化への対策が全世界での共通課題となっており、パナックは地球温暖化の原因とされる温室効果ガスを削減し、実質ゼロにするカーボンニュートラルにチャレンジします。
<主な活動>
Scope1,2,3の算出
製品のカーボンフットプリント(CFP)の算出
カーボンニュートラルへの取り組み
- 設備更新などによる「CO2排出削減」への取り組み
省エネ設備への更新LPG⇒LNGへ燃転
現状使用しているLPGよりも燃焼時のCO2排出量の少ないLNGへ燃転。
2025年1月対応済
- ヒートPポンプ導入計画(PFF)
ヒートポンプを導入活用することで、空気を圧縮する事で熱エネルギーに変換し高温の熱源へ送り込み、熱を移動させる事で、片側は冷却され、冷却されるエネルギーは、空調へ「冷熱利用」を行う事で エネルギーの最大活用を行い化石燃料の消費の抑制を行います。2025年に導入予定。
- 空調効率化、LED照明への取替
クリーンルームの空調見直しにより、空調機のエネルギー使用量を低減。
工場内照明をLED化し使用電力を削減
カーボンニュートラルに貢献する製品の開発
バイオマス材料の適用
バイオマス粘着剤とリサイクルPETを使用した保護フィルムの開発。
- 燃料電池ユニットへの部品提供
ガソリン車に比べwell to wheelにおいてCO2排出量が少ない燃料電池車のFC(Fuel Cell)スタック内のサブガスケット材に採用されている「耐熱エンプラフィルムに耐熱水性のある接着剤」を塗布した機能性フィルムを製造しています。
「資源の効率的利用」への取り組み
- 保護フィルムのPET基材リサイクル
使用済みの保護フィルムを回収し、粘着層を洗浄・分離しPET基材をリサイクル。
- リサイクルPET適用保護フィルム
東レ製リサイクルPET「ECOUSE」を使用した保護フィルムET25A-Ecoを開発。
微細藻類による温室効果ガスの削減とバイオリファイナリー
微細藻類は単細胞(細胞一つ)を単位とする直径10ミクロン程度の小さな生き物で、細胞分裂を繰り返すことで増殖します。葉緑素(クロロフィル)を持ち、一般の植物と同様に光合成によって大気中の二酸化炭素(CO2)を固定化し酸素(O2)を産生します。
微細藻類の中には私たち人間にとって有用な物質、例えばバイオ燃料や化粧品原料となる化合物を作り出す種(しゅ)が存在します。この働きを応用し、工場などの事業所から排出される二酸化炭素を微細藻類に吸収させつつ大量培養を進め、ものづくりと温室効果ガスの排出量の削減を両立させるための取り組みについてもバイオサイエンス部と共に検討を進めています。このような生産技術をバイオリファイナリーと呼び、二酸化炭素排出量の削減のみならず循環型社会の構築に貢献する技術として期待しています。
第三者による検証の実施
パナック株式会社はLRQA リミテッドより2023年度の環境データ(CO₂排出量及び総電力使用量)の第三者保証を受けています。
対象:Scope1、2とScope3(カテゴリ1、4、5)、エネルギー量